ヤガイです。みなさんいかがお過ごしでしょうか。今回は学歴ロンダリングについて記事を書いてみようと思います。
お前誰やねん!という方は自己紹介の記事をご覧ください。
実際当方も有名私立大学から東京一工の大学院へ進学しているのでいわゆる学歴ロンダ経験者ということになります。私が実際に感じたメリットやデメリット就活への影響はどうなのか等を複数に分けて書いていきます。
学歴ロンダリングとは・その流れ
学歴ロンダリングとは
学歴ロンダリングとは大学院に進学する際に自信の出身大学(学部)よりもさらに上のレベルの大学院に進学することを指し、ロンダであったり、院ロンダ、学歴ロンダとも呼ばれている。いわゆる学歴の上書きである。大学院入試が大学入試よりも勉強量が少なくて済む点であったり、倍率等もあって学部入試よりも難易度が易しい点から一部の界隈では「学歴ロンダはズル」と批評される。なお、日本の大学院ではなく海外の大学院に進学することも学歴ロンダとして扱うのが一般的である。
学歴ロンダリングの流れ
基本的に、出身大学よりもレベルの高い大学院の入学試験(大学院入試)を受験して合格することが第1STEPである。そしてしっかり学位をとることで完了する。
国内大学院の入試の場合、基本的には英語試験(TOEIC,TOEFLなどのスコアor大学院独自の試験)、一般科目、専門科目の試験がそれぞれ課されて、そのあとに面接があるという形である。中には小論文を書く必要がある学部や大学もある。
海外大学院の場合は少し違い、まずは英語試験のスコア(TOEFLorIELTs)と教授からの推薦状(だいたい3通)、学部時代の成績(GPA)の提出、志望動機書、一部GREorGMATの試験が課されるといった形である。
大学院入試(院試)合格の秘訣は?
3つほど重要なポイントがあるので順番に解説する。
1.英語試験の対策
2.研究室訪問を行い、教授とお話しする
3.研究室訪問で研究室の先輩に過去問やその解答、授業資料をもらう
4.過去問演習を中心に必死に勉強
①英語試験の対策
まずは一番時間のかかる英語試験の対策である。大学や専攻ごとに指定する英語試験が違うが、大体の場合はTOEICかTOEFLのスコア提出である。英語は大学院に入ってからも論文を読んだり、海外の研究者と英語で話す機会がたくさんあったりとかなり英語を使う頻度が高い。そういう意味でも英語力は高めておきたいところだ。
TOEICを課すところは700以上は取ろうと一般的に言われている(旧帝大レベルでも700点台の知り合いが合格している)が、学校によるので800~900を目指して勉強するのが良い。
一方でTOEFLを課すところも一部ある。確か東大は専攻によってTOEFLのみを指定しているところがあった。TOEFLといっても4技能を図るPCテストのTOEFL-iBTと2技能をペーパーで測るTOEFL-ITPの二種類がある。iBTなら80、ITPなら550は目指したい。知り合いでiBT60で東大院に合格した人を知っているが、おそらくかなりぎりぎりのラインなので上記のスコアを目指そう。
英語力は伸ばすのに時間がかかる(特に4技能のTOEFL-iBT)ので早めに対策してスコアをとっておきたい。もし仮に大学院を併願していたら、そのスコアはほかでも使えたりする点でもメリットが大きい。学歴ロンダを決意したら、まず英語対策に取り掛かろう!TOEICなら3か月、TOEFLなら3か月~半年は見て対策すべし。
②研究室訪問を行い、教授とお話しする
最近は研究室訪問自体を行っていないところもあるようだが、特に理系の場合は必須で行なおう。研究室の教授と事前にコミュニケーションをとることで以下のメリットが挙げられる。その研究室が受け入れ可能なのかを事前に知ることができる点、研究内容のすり合わせ・相談ができる点だ。
年度や研究室によってその研究室が学生を受け入れ可能なのかは頻繁に変わる。その為一定数、「〇〇先生の研究室に活きたかったけど受け入れ不可じゃん。。」みたいなことを募集要項で知ることになったりする。そうならないためにも研究室訪問を行えばその確認が事前にできるため安心して受験に臨みやすい。
続いて研究内容の相談、すり合わせができる点だ。自分のやりたい研究をその研究室で行えるかどうかもわかるうえに、仮にその研究ができなかったとしても教授がテーマを提案してくれたり、近い分野ならそのテーマに合った別の先生を紹介してくれたりもする。また、これを行えば研究計画が固まるので面接対策にもなるのだ。その点でも研究室訪問で教授とお話ししておくのは非常に重要である。
専攻や研究室のHPから教授のメアドを入手し、【研究室訪問の依頼について ○○大学○○学部〇年 名前】とでも書いてメールを送ろう。
③研究室訪問をし、研究室の先輩に過去問やその解答、授業資料をもらう
研究室訪問を行う真の理由はこれである(もちろん②も大事)。過去問やその解答、授業資料をもらうことで一気に一般科目及び専門科目の勉強が効率的になる。基本的に院試は過去問ゲーであり、それは主にその大学の授業範囲から出題されている。
しかし、外部生はそんなものもちろん持っていないため急いで入手する必要があるのである。また、レベルの高い大学院では外部も内部も関係なく院試を受ける必要があり、基本的に研究室単位で過去に先輩たちがストックしてきた過去問やその解答、授業資料などがストックされているのである。内部が有利なのは授業の復習とストックされた過去問を少し見るだけで簡単に高い点数を取ることができるからである。
そのため何としてでも研究室訪問の際には教授に学生の先輩からも話を聞きたいという旨を伝え、その時間を作ってもらおう。そして、先輩たちと話すときは必ず過去問やその解答、授業資料を打診し、入手しよう。基本的には快く頂けるので安心してほしい(何ならあちら側から提案されることも)
④過去問を中心に必死に勉強
③で過去問等をもらったら、それで必死に勉強しよう。基本的に院試にはペーパーで足きりがあるためいくら教授と関係構築できていても点数が悪かったら落とされる。そうはならないように後は必至に勉強のみ!
と結構書いたので今日はこの辺にしておきます。そしていつもの夜ガイ節が戻ってきてしまいました(Xから知っていただいてる方のみ分かるネタですみません)。まあ節が戻ったら戻ってしまったということで勘弁してください。よかったと思えたらシェアしていただくと助かります。それではまた次回!
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