ヤガイです。いかがお過ごしでしょうか。本日も就活についてです!
お前誰やねん!という方は自己紹介の記事をご覧ください。
過去にこんなツイートをしました。
本日は皆さん悩みがちな就活軸について書いていこうと思います。
就活軸ってこれサマーインターン面接から本選考までどの面接でも聞かれる重要設問事項になっています。過去に頻出設問集についてまとめたのでその記事もご覧ください。
私は志望動機系に位置付けているのですが、これにもしっかりダメな就活軸と良い就活軸とがあります。その辺も踏まえて解説していきます。
就活軸でみられているポイント
就活生自身がむやみに企業を選んでいるのではなく、しっかりと軸を持って選んでいるのか、一言でいうとこちらになります。
正直な話、就活生のほとんどは年収が高くて、休日がしっかりあってWLBも良好かつ社格もある企業なら何でもよいと思っている人がほとんどではないでしょうか。皆さん内定がもらえるなら、五大商社、MM、外資系コンサル、味の素、メガバンクにいきたいですよね。そんなことは人事も百も承知です。しかし、面接の場ではなぜ弊社を選んでいるのかという理由をこたえなくてはなりません。なぜ弊社のなのかを突き詰めたのが企業の志望動機、どのような基準で受けている会社を選んでいるのかという広義の志望動機が就活軸に当たります。
人事側に「だからうちを受けているのね!」と納得させることができるかどうかが一つの基準となります。そのため、どの会社にも当てはまるような薄い就活軸はあまり刺さりません。次章で解説しますが、これをやってしまっている就活生の方が本当に多く見られます。
NGな就活軸
①どの会社にも当てはまるような薄い就活軸
成長したい!多様な価値観を持つ人々と働きたい!などが当てはまります。これって内容を言っているようで何もプラスになっていません。結局成長なんて自分がその気ならどこでもできますし、多様な~のほうは大手企業なら実現可能です。絞っているようで絞ってないんです。
②抽象的過ぎる就活軸
グローバルに働きたい!人の役に立つ仕事がしたい!などが当てはまります。後者は①にも当てはまるので最悪です。1つ目のグローバルに関しては別に悪くはないんですが、もう少し具体化したいです。例えば、海外で働きたいのか、外国人と働きたいのかなどです。
③本音軸(条件)すぎるもの
年収が高い企業で働きたい!都会勤務がいい!フレックスで働きたい!など本音軸の条件を話してしまうことです。これはやってはいけません。
これを言ったら、「じゃあ条件が変わったらうちに来ないの?」という質問が飛んできて、あなたは本当のこと(条件変わったら働きたくない)を言うかウソを言うかになります。しかし、ここでうそをつくと一貫性がドミノのように一斉崩壊します。今まで話してきた内容、これから話す内容がいかに素晴らしくても嘘だと判定されます。就活はいかに建前できれいなことが言えるか勝負です。その為条件を振りかざすのは絶対にNG、言ったら確実にマイナス評価であることを肝に銘じてください。
④改善方法
③を除いて①と②は改善方法があります。それはもっと具体化することです。例えば、どのように成長したいのか、それはどのような働き方、環境が必要なのかなど徹底的に具体化してみてください。具体化することでその環境に当てはまる企業や業界というのは絞れてくるでしょう。また、人の役に立ちたいというものもこれ自体はNGですが、どのようにどの分野で人の役に立ちたいのかということまで言えればそれは立派な広義の志望動機ですし、就活軸です。ぜひもっと具体化してみてください。
最適な就活軸
①業界・職種・ビジネスモデルなど企業をある程度絞れる軸
就活は広義の志望動機ととらえて問題ありません。そのため、この軸があると自然と受ける企業は絞れるものが好ましいです。例えば私の場合だとメーカー志望だったのでモノづくりに携わるという観点を入れていました。業界じゃなくてもよいです。例えば、営業のスタイル(職種の観点)であったり、扱う商材の種類(無形有形)であったり、あるいは仕事の取組み方など様々あります。いずれにせよ何らかの形で企業をある程度絞れる就活軸を用意しましょう。
②軸にはすべて原体験が必須
就活軸を答えた際にほとんどの場合、面接官から「なぜその軸を重視しているんですか」という質問が来ます。この回答に対して説得力を持たせるために原体験をセットで答えましょう。私の場合は父がメーカーの人間だったため、身近にモノづくりの現場があって~という風にこたえていました。
就活軸の作り方
さて、就活軸の大事なポイントは分かったと思うので最後に作り方について少し書いていきます。先に言っておきますが、就活軸は後付け推奨です。もっと言うと受ける業界ごとに変えていきましょう。
就活軸を作る際よく陥りがちな罠は「受けている企業の共通項を探して軸を作る」というものです。これをしてしまうと、広く業界を見ている場合、どこでも当てはまるような薄っぺらい軸しか語れなくなることになります。これじゃダメなんです。そこでまずは
①受ける企業が属する業界もしくは近い業界のみを受けていることにする
これをしましょう。例えば食品メーカーならTo Cメーカー志望、メガバンクだったら銀行志望などです。ここをまずは設定しましょう。
②これらに含有するような就活軸(原体験とセット)を作る
この手順を踏めば前章で触れたような広義の志望動機として就活軸を語ることができます。ちなみに私は業界、やりたいこと、職種のあらかじめ絞れる就活軸を一文で語っていました。
その一文を言うだけで、私の志望業界、志望職種、やりたいことが一発でわかるというものです。もはや企業の志望動機の一文目のような形ですね。
という感じで就活軸について書いてみました。私は正直サマーインターンなど、まだ広めに業界を見る時期にはここまでできていなくてもいいとは思いますが、早期選考は本選考の場合はここをすべてクリアできるようにしましょう。よかったと思えたらシェアしていただくと助かります。それではまた次回!
コメント