就活実績から考える大学(国内)選び【大手内定指導実績多数の者による就活解説⑨】

就活

ヤガイです。いかがお過ごしでしょうか。本日も就活についてです!

お前誰やねん!という方は自己紹介の記事をご覧ください。

過去にこんなツイートをしました。

このツイートはこちらの記事を参照しています。
引用元:【7月28日現在】2024年有名企業400社実就職率ランキング

今回は有名企業実就職ランキングから大学別の就活状況を考察してみたいと思います。この記事は大学生というよりも高校生や子供を持つ親御さんに見ていただきたい記事となっております。

用語解説

実就職率とは

この表に載っている実就職率は、400社への就職者数÷〔卒業生(修了者)数-大学院進学者数〕×100で算出されています。学部生・院生のうち就職する人を分母としているため進学者は除かれています。また、あくまで有名企業400社への就職率のみを表すため、地方・国家公務員や士業の道に進まれる方は含有していません。

有名企業400社の内訳

当サイトでは「日経平均株価指数の採用銘柄や会社規模、知名度、大学生の人気企業ランキングなどを参考に選定。引用元:【7月28日現在】2024年有名企業400社実就職率ランキング」と書かれており、内訳は非公開です。ですが、日経225の銘柄や人気企業ランキングを見ると基本大手企業が乱立しているため、ざっくりと有名大手に就職している割合としてみてよさそうです。

実就職率ランキング

1-25位

引用元:【7月28日現在】2024年有名企業400社実就職率ランキング

26-50位

引用元:【7月28日現在】2024年有名企業400社実就職率ランキング

51-75位

引用元:【7月28日現在】2024年有名企業400社実就職率ランキング

76-100位

引用元:【7月28日現在】2024年有名企業400社実就職率ランキング

特徴① 理系大学の就職率がとても良い

本ランキングTOPの豊田工業大学をはじめ、東京工業大学、名古屋工業大学、東京理科大学、九州工業大学、芝浦工業大学、東京電機大学東京農工大学など理系の大学が高い就職率をたたき出しています(東工大 現:東京科学大学は偏差値が鬼のように高いのである意味妥当とは言えますが)。芝浦工業大学(36.1)なんて私立2TOPの早稲田(36.7)とほぼ同等です。

この特徴は、ほとんどの理系大学の学生が理系就活をするからです。製造業(メーカー)は企業の数がとても多いですし、理系の採用人数もかなり多く文系の2倍以上は採用します。また、偏差値が高い大学となると学校推薦なるものが存在し、真面目に研究に取り組んでいればそこまで就活を頑張らなくても大手メーカーの技術職内定にこぎつけることができることも多いです。

文系就職では自分の経験をいかに魅力的に見せるか、志望動機を作りこむか、容姿ノンバーバル等のソフトスキルが重要視されますが理系就活はこのレベルまではあまり求められないことが多いので難易度も抑えめです。無論、超人気メーカーの研究開発は倍率が高くこのようにいかないこともあるというのは補足させていただきます。

特徴② 都市部の大学の就職率が良い

都市部に位置する私立・国公立大学の就職率が良いと見て取れると思います。
大学群で軽く分類してみましたが、東京一工で50%、早慶で35-40%、上位マーカンで25-30%、下位マーカンで20-25%ほどになっています。都市部ではおおむね偏差値と実就職率が比例して取れることが分かります。

私立大学

早慶上理ICU
東京理科大(44.0) 慶應義塾大(43.9) 早稲田大(36.7) 上智大(33.6) ICU(26.4)

GMARCH関関同立 
明治大(29.8)立教大(26.0) 青山学院大(26.5)中央大(24.2) 学習院大(21.5) 法政大(20.8)
同志社大(32.5) 関西学院大(24.9) 立命館大(21.9) 関西大学(18.4)

東京学芸大学 (27.2) 東京外国語大学 (24.3) 東京都市大学 (23.8)

国公立大学

東京一工
東京工業大(48.6) 一橋大学(48.2)

旧帝
大阪大(36.2)

上位国立
横浜国立大(33.8) 大阪公立大(25.9) 東京外国語大(24.3) 東京都立大(21.9)

③地方大学の実就職率は抑えめ

地方国立大学の就職率は大学受験時の偏差値と比べて控えめです。特に北海道大(25.7)や九州大(29.7)は上位マーカンと同等もしくは下の就職率です。大学受験の難易度(このデータは2024卒なので2020年受験生)から比較すると驚愕の数値ではないでしょうか。

これは地元志向の学生が多い医学部系の学部があるため彼らは企業就職しない等の要因がありますが、環境要因として就活に対する意識が薄いという特徴は顕著です。

ただここで注意してほしいのはこれらの大学が就活で弱いということではありません。実際に彼らが本気で就活に取り組めば、都市部の高学歴大学生と同じパフォーマンスを発揮できると思いますし、学歴フィルターも地方大学だからといって厳しくありません(ex. 地方旧帝 vs 早慶)。ただ、インターン開催が東京であったり、学生で回ってくる情報の質というのは都市部に集まりやすいというのも事実です。

慶應の学生から聞いた情報なのですが、キャンパスがオフィス街に近い場所に位置しているので就活に対する意識がとても高いらしいです。またMARCH程度でも意識高い学生は早めに就活に取り組み始めるので大3の夏前から就活の話題が飛び交います。都市部の大学群では環境要因で就活に関する情報が飛び交っている、周りの就活意識が高いことが大きな特徴であり、その環境がやる気を発揮しているわけですから、そういう面では地方大は不利かと思われます

環境要因で容易に流されやすい学生はその点注意する必要があります。

ヤガイが考えるタイプ別進路選択

そこそこの偏差値がある前提で話を進めていきます。

①コミュニケーション能力が高く社交性がある陽キャ系

このタイプは文系就職をしても十分生き残る確率が高いです。文系職は結局社内政治だったり、コミュニケーション面などのソフトスキルが重要視される傾向にあります。特に年上の扱いが上手であったり利害関係を調整できるタイプは文系職に向いているといえます。この層はいわゆる人気な大学に進学して文系就職しても比較的問題ありません。都市部の大学に進学すれば、就活に対する意識も環境的にも高まり持ち前のコミュ力や経験等を生かして人生を進められるでしょう。

②コミュニケーションが苦手で「変わっている」と評価を受けるタイプ

このタイプは文系就職をすると高確率で病むと思います。そのため、理系大学・理系学部に進学して理系就職をする可能なら医学部系の学部に行く文系学部で士業のために勉学に励む、といった選択肢をとることが最適です。これらは多少コミュニケーションに問題があっても大丈夫な場合が多く士業に関しては独占業務を扱えるためまだまだ有意です。公務員を検討するのもよいかもしれません。

もちろん、コミュニケーションが得意なタイプでも理系の道や士業はやる気次第で十分にお勧めできます。ただ、そのような能力に自信がない人は文系職は正直お勧めできません。自分のタイプやお子さんのタイプに沿って進路を考えるということは重要かと思うので是非参考にしてみてください。

以上となります。それではまた!

この記事を書いた人

●経歴:私立付属中高一貫→私立大学→理系大学院生(ロンダ)→日系大手企業入社予定(内定済)
●英語力:CEFR B2 
●趣味は筋トレ
BMI17→23.5(Now) 当初から体重が1.5倍くらいに

●学生時代は学業以外に筋トレ、海外旅行や就活支援(大手内定実績多数)に力を入れる

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