ガクチカ(学生時代に力を入れたこと)の真実【大手内定指導実績多数の者による就活解説④】

就活

ヤガイです。いかがお過ごしでしょうか。本日も就活についてです!

お前誰やねん!という方は自己紹介の記事をご覧ください。

突然ですが、、、、、過去にこんなツイートをしました。

学生時代に力を入れたこと、通称ガクチカはエピソードの強さが強いほど就活に有利!だとかバイトのガクチカだと大手企業にはいけない!みたいな情報が錯乱している今日ですが、本日はガクチカの真実ということで記事を書いていきたいと思います。

ガクチカの強さって本当にあるのか

巷ではガクチカの強さなんてことが言われており、このようなツイートや情報も目立ちます。

引用:【最新】最強のガクチカはコレだ。学生時代に頑張ったことTier表

エピソードによって強い弱いなんてランク付けされ、日々議論が巻き起こっています。

私の持論から言うとガクチカのエピソードによる強さは実際にあると考えます。

強いガクチカといわれるのは多くの人間があまりやっていないこと(難易度が高い)キラキラしてみえるものが良く上げられます。例えば、長期留学や体育会で全国優勝なんてすごいキラキラして見えますよね。また事実として、どれもかなりの困難を経験したことは容易に想像できるし、やること自体に一定のハードルがあるためアピールポイントが多いんです。その結果、他の平凡エピソードよりも語れることが多く、有利に働くといった流れになります。

「え、、、じゃあサークルとかバイトみたいな平凡なことしかやってなかった自分は就活失敗するの?」という声も多数いただくのですが、決してそんなことはありません。やり方次第で十分に戦えます。実際に、最弱とされるゼミガクチカや学業ガクチカで大手内定した文系学部生の方々を私は何人も輩出しています。実際に私のガクチカも学業です(実績も大したこともない+個人)。そのため、あきらめずに頑張りましょう!さて、そのやり方を説明していきますね。

人事がみているポイント

ガクチカは課題解決系エピソードを通してあなたの人柄や特徴・特性、強みを評価し、その会社で活躍できる人材なのかが判断基準となります。そのため、プロセス(過程)をしっかりと説明できる言語化能力であったり、思考力が必要となります。

ここでいう特性とは例えばあなたの行動原理であったり、モチベーションの部分に当たります。あなたは悔しいから動く人間なのか、興味を持った時に動ける人間なのか等ですね。

また、できる限り人とのかかわりがあるものを選ぶとよいです(チーム物とか)。会社というのは基本的にチームで動いています。企業側はチームの時この人はどのように動くのかなど、チーム時の評価をやたら気にするので、できればチームガクチカのほうが良いです。

チェックポイントとして、ガクチカで狙い通りの印象を与えられるかを確認しましょう。実際にガクチカを読むor聞いてもらい、どのような人に映っているのか、どこが強みと感じるか、などです。ES添削や模擬面接(特に深堀の時間がある模擬面接のほうがおすすめ)で第三者から評価してもらうのが良いです。

ガクチカを強くする方法

私が考える強いガクチカとはこのツイートの通りです。

①深みを出す

まずはエピソードを深みを出すということです。

こんなこと聞いたことはありませんか?「ガクチカは強さよりも深さだ!」ってやつ。あれですあれ。そもそもガクチカを強くする方法なんて深める捏造するか新しくエピソードを作るかのどれかしかありません。

捏造に関しては一定の才能が必要で万人向けでないですし、新しくエピソードを作るといっても時間がかかりすぎます(そもそも就活で忙しい)。また、後者に関しては就活を始めてからガクチカを作るという発想の時点で強いガクチカを持っている人たちとは根本から違うので追いつくのは到底難しいです。

ガクチカが強い人たちの正体

こちらのツイートのとおりです。

エピソード自体に旨味がたくさんあり、アピールポイントを量産できる意外にそもそも論として自分軸の活動ができているという点が挙げられます(ここでは実家が太い細い等のファクターは一度のぞきます)。みんながやってるからサークルに入る、バイトするという受動的行動ではなく、強いガクチカを持っている人たちは自ら考えて行動する能動的行動をとる人がとても多いです。ここがガクチカ以外の設問でも垣間見えて評価をしっかり得ているのでしょう。ガクチカが強いから評価されているのではなく、素晴らしいガクチカがあるほどに自ら物事を考えて進んで能動的行動を繰り返す人材だから評価されているというほうが真実に近いです。

深みを出すとは

ガクチカを深めろ!といっても何をすればよいのかわからない人が多いのではないでしょうか。まあ簡単に言うとガクチカにおける全ての行動をその当時の感情や思いを載せて説明できるようにする(言語化する)という感じです。なぜあの時はそうしたのか、ほかにいい方法はなかったのかなど至るところまで回答できるようにするのです。よくある「なぜ?」を3回くらい繰り返すほどまでに回答できるようにしておくというのが一つの基準だと考えます。

これ、結構できていない人割といます。ただ成果がすごいだけで思考や言語化が全然できていないと評価されません。後述しますが、ガクチカは成果よりも過程(プロセス)がとても重要です。この部分を特にみられているため、言語化から逃げずになぜなぜを繰り返すのです。

ガクチカを通じてあなたの考え方の特徴だったり、人柄強み等を間接的にアピールしていくわけです。強いエピソードがなかったら、既存のエピソードを細部までこたえられるように深みをつけろ!肝に銘じておきましょう。
もちろん強いエピソードを持つ人も深みをつけるのは必須です。もし完成すればガクチカでは無双できるようになるのでやっていきましょう。

②明言せずとも強み・人柄が伝わる

ガクチカは課題解決系エピソードを通してあなたの人柄や特徴・特性、強みを評価し、その会社で活躍できる人材なのかを見られます。そのため人柄や特徴・特性、強みが面接官に伝わらなければ意味がありません。ガクチカを読んだだけで、聞いただけであなたの人柄や強みが伝わるような構成にしましょう。そのためには主に2つのポイントを抑えましょう。

  1. 強みや人柄をあらかじめ決めてから、そこが如実に表れているエピソード・場面を抽出してガクチカとする(逆算的作成)
  2. 「私の○○を生かして」のような明言は不要

ガクチカの作り方で後述しますが、この2つを意識するとよいでしょう。

③強みや課題解決プロセスが業務内容に生かせる

最後に業務内容に生かせるかどうかという観点です。実際に入社後活躍できるのかはかなり重要な評価ポイントの一つです。これを達成するにはある程度の業務内容への解像度が必要となります。そのため、まずはOB訪問等を通じて業務内容を把握することが重要です。そして、その中でも大変な場面を聞き出したり、聞いた話から重要なソフトスキルを自分で仮設立て、それに合うような強みやプロセス


ガクチカの作り方(エピソード選定~)

①推したい強み•人柄を決める ②エピソード選定 (①と②は順位不同)

①と②は順位不同です。ガクチカの目的は課題解決系エピソードを通してあなたの人柄や特徴・特性、強みを評価し、自社で活躍できるかどうかを見るものです。闇雲にエピソードや強みを選ぶのではなく、まずは推したい要素(人柄や強み)を決めてから、ガクチカ作りを始めるという逆算的プロセスがポイントになります。

自分の場合、このやり方を知らずに本当に学生時代頑張ったことから強み人柄を抽出していたのですがおそらく強みなどを決めてからエピソードを選ぶほうが良いと今では思います

ここでいう強みや人柄はできる限り、あなたの本当の特徴にしたいです。理想は幼少期もしくは昔からある自分の特性(諦めが悪いとか頭よりも先に体が動くとか)ですね。こうすることにより、等身大で自分をアピールできるためミスマッチが防ぎやすくなります。また、これを軸にすることで自己PRでは同じ強みを出しながら違うエピソードで説明することもできます。そうすることで一貫性は出るわ、説得力は上がるわで一石三鳥です。私は実際にこうやっていました。

そして、そこが現れていたエピソードを選定します(ここでいうエピソードとはAとBという全く違うエピソードも含まれますし、Aの中のA’かB’かという小エピソードの両方も含まれます)。できれば時間をかけていたり、多少なりとも力を入れていたものであると話しやすくてよいです。

③そこが出ている部分を特定

続いて、エピソードの中で自分の強み人柄が特に表れている部分を特定します。ガクチカでは主にここをアピールポイントとして構成しておきます。
基本的には困難だった・課題にぶち当たった時にどのように乗り越えたかという点で強みや人柄をアピールしやすいです。困難だった・課題にぶち当たった時とその時どのように対処していたかを思い出しましょう。

④構成を練る

そして構成に入っていきます。流れとしてはこんな感じ↓

結論 背景 →大変だった原因•課題 施策(③を中心に話して強み人柄をアピール) →結論

ざっとこんな感じです。押さえておきたいポイントを何点か紹介します。

結論の定量化や最初と最後との比較など、情景をわかりやすくするための情報を入れる

アピールしたい強みや人柄の明言は不必要

施策を3つも4つも書かない。施策が多い≠評価が高い「他の施策はありましたか」と聞かれたときに初めていうべし

定量化は必須!みたいなことをよく見かけますが、そんなことはありません。定量化の目的はあくまで最初と最後の比較でわかりやすく情景を浮かびやすくすることです。それを達成できるのであればわざわざ定量化する必要はありません

続いて、「私が持つ○○という強みを生かして」など、アピールしたい強みや人柄の明言は不必要です。くどいですし、そもそも聞かれてもないことにこたえている時点でコミュニケーションが成立していません推したい強みや人柄はあくまで裏メッセージまあこれが最重要なんだけど)。自己PRのように文言を使うのではなく、表向きはしっかりと課題解決系エピソードを語るべきです。

施策の数ですね。これはたしか就活シリーズ③でも書いたんですが、施策の数は評価の対象にほぼなりませんし、3つも4つも覚えてられないし、さらに言うと情報量が多すぎて1つあたりの深さが出ません。そのため、施策は1つか2つに絞って(私は1つ)深みを出していくのが基本です。

⑤第三者に見てもらう&深堀対策でなぜなぜ×3回でブラッシュアップ

ひとまず完成したと思ったら第三者に見てもらいましょう。社会人のOBOGや内定実績のある就活強者に見てもらうのが良いです。そしてそれをもとに修正すると同時になぜなぜ深堀を徹底的に行い、細部までこだわります。

とまあこのようにしてガクチカを作れると思います。今回は巷で言われているガクチカの真実から基本的な考え方、作り方まで書いてみました。よかったと思えたらシェアしていただくと助かります。それではまた次回!

この記事を書いた人

●経歴:私立付属中高一貫→私立大学→理系大学院生(ロンダ)→日系大手企業入社予定(内定済)
●英語力:CEFR B2 
●趣味は筋トレ
BMI17→23.5(Now) 当初から体重が1.5倍くらいに

●学生時代は学業以外に筋トレ、海外旅行や就活支援(大手内定実績多数)に力を入れる

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